☆ ☆ 古代の五色 ☆ ☆
日本の染色技術は、いつ頃から始まったのだろうー?
そんな思いから、古代の染色を調べて行くうちに、
どっぷり嵌ってしまいました ♪
・ ・ ・ 歴史の色 ・ ・ ・
さかのぼると、縄文時代に人は衣服を着だし、
その衣服は樹皮や草皮の繊維をさき、
編んで衣類としていたようです。
その衣服は樹皮や草皮の繊維をさき、
編んで衣類としていたようです。
やがて樹皮や草皮の繊維を細くして織ることを
覚えて行ったようです。
色彩は、自然のままの茶系統の色で、
布を水に晒して白い布を得ることを知り、
その後、灰で白く晒す技術を取得しています。、
ここから染色の世界は開かれたようです。
ここから染色の世界は開かれたようです。
原始の染色は ・ ・ 白 ・ ・
また、茶系統の布を泥水に浸したところ
たまたま泥水が鉄分を含んでいたので
・ ・ 黒 ・ ・に染まった・・泥染の元祖。
(泥染の発祥の地は、奄美大島ですが、
ここには「天の川伝説」があるようですね。)
弥生時代に入り、蚕や桑も他国から渡来し
絹糸の染色や織りが盛んになり、
飛鳥時代に、聖徳太子によって冠位十二階を制定。
冠位十二階の有職の色を、五色で表しました。
< 古代の五色 >
青(仁)・赤(礼)・黄(信)・白(義)・黒(智)
上記の五色に
最高位の 紫(徳) が位置します
・ ・ 「紫草(むらさき)」 ・ ・
古代服色最高位の色
木綿糸のむらさき染め
絹糸のむらさき染めは、もっと濃く染まり光沢が
あります。
・ ・ 「青(緑)」 ・ ・
また、紀元前に南方系の民族が日本に持って来た
種の一つ「臭木」
木綿糸の臭木染め
「古事記」や「万葉集」にも詠われてる「青(緑)」です。
むらさき染めと同じく、絹糸の臭木染めは鮮やかな
青磁色になります。
・ ・ 「赤」 ・ ・
現在も山裾や河川敷などに野生している茜草です。
「茜草」も紀元前に日本に渡来してきた種を
蒔き栽培していたようですね。
茜草の根を染めるとオレンジ系の赤が染まります。
この茜草の色も、古代の五色の「赤」です。
私も今後、挑戦してたい色ですね。
・ ・ 「黄」 ・ ・
代表的な黄染は、「檗(きはだ)」です。
「檗」は、落葉高木で幹の内皮は黄色をしています。
縄文時代に北海道から中部の山間地で
染めていたようです。
他にも黄染は、「刈安」・「支子(くちなし)」・「桑」等
で染めていたようですね。
刈安は、別名こぶな草。
木綿糸のこぶな草の生葉染め
生葉染めは、レモン色に染まります。
毎年、「こぶな草」を育てています。
・ ・ 白 ・ ・
川や沼などに浸して漂白していた。
・ ・ 黒 ・ ・
タンニンが多く含まれている茶系統の
「榛(はんのき)」・ 「樫(かし)」・ 「椎(しい)」
・「五倍子(ごばいし)」等による泥染めですね。
現在では、一般的に濃い茶系統に染めて
鉄媒染で黒に染めます。
「風土記」・「日本書記」・「延喜式」等に
「五色」の文字が多く記されていて、
紀元前から五色などの染色があったことが
わかっています。
古代の五色は、絹糸の草木染めです。
木綿糸よりも絹糸の方が、色合いも鮮やかで
光沢があります。
絹糸の歴史は、紀元前から日本で繭から糸にし、
織り技術もあったようです。
木綿の歴史は、紀元後の799年に棉の種が
日本に入って来て栽培が始まっています。
木綿糸染色は、絹糸に比べイオン結合が弱い為、
薄い色に染まり直ぐに褪せてしまう ことから、
染色時に媒染液に浸し色止めをして、
さらに色吸着出来ていない個所を
染液に戻す事によって色吸着させます。
絹糸よりも木綿糸の染色は、手間がかかります。
「古代の五式」を調べていると、
歴史にロマンがありますね ♪
染色知識がまた増えて、染色がますます
楽しくなりそうです ♪
・ ・ 感謝 ・ ・
木綿糸の草木染めは、絹糸の草木染めに比べたら
鮮やかな色には染まりませんが、本来植物が
持ってる「優しさ」「暖かさ」「柔らかさ」のある
色合いに染まります。
自然の恵みを壊さないように
織り上げたのが「丹波布」だと
私は思っています。
丹波布に携われる事に、感謝しています☆
また、茶系統の布を泥水に浸したところ
たまたま泥水が鉄分を含んでいたので
・ ・ 黒 ・ ・に染まった・・泥染の元祖。
(泥染の発祥の地は、奄美大島ですが、
ここには「天の川伝説」があるようですね。)
弥生時代に入り、蚕や桑も他国から渡来し
絹糸の染色や織りが盛んになり、
飛鳥時代に、聖徳太子によって冠位十二階を制定。
冠位十二階の有職の色を、五色で表しました。
< 古代の五色 >
青(仁)・赤(礼)・黄(信)・白(義)・黒(智)
上記の五色に
最高位の 紫(徳) が位置します
・ ・ 「紫草(むらさき)」 ・ ・
古代服色最高位の色
木綿糸のむらさき染め
絹糸のむらさき染めは、もっと濃く染まり光沢が
あります。
・ ・ 「青(緑)」 ・ ・
また、紀元前に南方系の民族が日本に持って来た
種の一つ「臭木」
木綿糸の臭木染め
「古事記」や「万葉集」にも詠われてる「青(緑)」です。
むらさき染めと同じく、絹糸の臭木染めは鮮やかな
青磁色になります。
・ ・ 「赤」 ・ ・
現在も山裾や河川敷などに野生している茜草です。
「茜草」も紀元前に日本に渡来してきた種を
蒔き栽培していたようですね。
茜草の根を染めるとオレンジ系の赤が染まります。
この茜草の色も、古代の五色の「赤」です。
私も今後、挑戦してたい色ですね。
・ ・ 「黄」 ・ ・
「檗」は、落葉高木で幹の内皮は黄色をしています。
縄文時代に北海道から中部の山間地で
染めていたようです。
他にも黄染は、「刈安」・「支子(くちなし)」・「桑」等
で染めていたようですね。
刈安は、別名こぶな草。
木綿糸のこぶな草の生葉染め
生葉染めは、レモン色に染まります。
毎年、「こぶな草」を育てています。
・ ・ 白 ・ ・
川や沼などに浸して漂白していた。
・ ・ 黒 ・ ・
タンニンが多く含まれている茶系統の
「榛(はんのき)」・ 「樫(かし)」・ 「椎(しい)」
・「五倍子(ごばいし)」等による泥染めですね。
現在では、一般的に濃い茶系統に染めて
鉄媒染で黒に染めます。
「風土記」・「日本書記」・「延喜式」等に
「五色」の文字が多く記されていて、
紀元前から五色などの染色があったことが
わかっています。
古代の五色は、絹糸の草木染めです。
木綿糸よりも絹糸の方が、色合いも鮮やかで
光沢があります。
絹糸の歴史は、紀元前から日本で繭から糸にし、
織り技術もあったようです。
木綿の歴史は、紀元後の799年に棉の種が
日本に入って来て栽培が始まっています。
木綿糸染色は、絹糸に比べイオン結合が弱い為、
薄い色に染まり直ぐに褪せてしまう ことから、
染色時に媒染液に浸し色止めをして、
さらに色吸着出来ていない個所を
染液に戻す事によって色吸着させます。
絹糸よりも木綿糸の染色は、手間がかかります。
「古代の五式」を調べていると、
歴史にロマンがありますね ♪
染色知識がまた増えて、染色がますます
楽しくなりそうです ♪
・ ・ 感謝 ・ ・
木綿糸の草木染めは、絹糸の草木染めに比べたら
鮮やかな色には染まりませんが、本来植物が
持ってる「優しさ」「暖かさ」「柔らかさ」のある
色合いに染まります。
自然の恵みを壊さないように
織り上げたのが「丹波布」だと
私は思っています。
丹波布に携われる事に、感謝しています☆
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