2013/03/01

大切な時間

 
・・・ 糸紡ぎ ・・・
 
 
丹波布は、木綿の糸で織りあげた布。
 
とても柔らかく、肌に馴染み心地よく
 
ホッとする布。
 
 
そんな布にするには、第一段階の
 
大切な作業が
 
あります。
 
 
それは、
 
☆ 糸紡ぎ ☆
 
 
 
 
 
これは、「じんき」と言います。
 
綿の繊維を揃えた綿を「じんき」に
 
造り変えます。
 
長さ 約15cm位。
 
 
 
糸紡ぎ
 
糸車の台車を回しながら、
 
じんきから綿の繊維を引出し
 
縒りをかけながら糸を紡いで
 
縒りがかかった糸だけをツムに
 
巻きつけます。
 
 
縒りがかかりすぎると固い糸になり、
 
弱すぎると切れやすい糸になります。
 
柔らかく、強く、均等な糸にするのが
 
 
・・ 職人の技 ・・
 
 
 
ツムに巻きつけた糸を「かぶら」と
 
言います。
 
それが、こちら
 
3個の「かぶら」が約50g
 
かぶらの作り方にもコツがいります。
 
1個のかぶら約17gを紡ぐのに
 
要する時間は約1時間。
 
これも、紡ぎ手、糸の太さによっても
 
要する時間は変わります。
 
 
たとえば、
 
帯1本に使用する糸は、かぶらが
 
約36個必要になります・・
 
(^^;)
 
 
かぶら3個をかせ上げ台に巻き、
 
「かせ」にします。
 
 
 
 
「かせ」にした時、糸の良し悪しが
 
一段と分かり、丹波布の仕上がり
 
に影響して来ます。
 
 
 
 
糸を紡ぐ時、糸車の台車の音が
 
シャー  シャー  と
 
部屋に鳴り響き、心が穏やかに
 
満ち足りた気分になる。
 
糸車と一体となり、暖かく
 
光沢の帯びた糸が
 
紡げて行く。
 
 
☆   私の大切な時間   
 
 
 
 
 大切にしたい 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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