2013/02/21

☆くるみ染め☆どんな洋服になるのかなぁ~

・・・  前回の続き  ・・・
 
 
 
今回は、くるみ染めをしました ♪

 
昨年の夏に採取し、冷凍保存して
 
いた「くるみ」です。
 
くるみは、うるし系の仲間です。
 
肌の弱い方は、くるみの木の側に
 
いるだけでも、湿疹が出るかも
 
しれませんよ。
 
☆ご注意☆
 
 
木綿の染液の出し方は、煮出し方法です。
 
4番液まで、染液を出します。
 
 
くるみ染め糸
 
左の糸は、3番液で染めて椿の
 
灰汁媒染しました。
 
☆サーモンピンク色☆
 
右側の糸は、1番液と2番液と混ぜ
 
て染め、おはぐろ媒染しました。
 
媒染の灰汁もおはぐろも
 
自分で作ります ♪
 
 
媒染の説明は、また染色作業で
 
説明しますね。
 
 
その他使用する糸
 
左の糸は、藍染め糸にこぶな草を
 
重ね染めしました。
 
右の糸は、藍染め糸。
 
 
 
4色の糸を使い、織り始めている布が
 
こ・ち・ら
 
いかがでしょう~♪
 
藍色とグリーンの間に2色の
 
くるみ染め糸を配色しました ♪
 
 
所々に白い緯糸が入っているのが
 
丹波布の特徴の一つ、絹の
 
「つまみ糸」です。
 
「つまみ糸」が布の品格を
 
さらにアップ!
 
 
☆今回は、非常に細かいデザイン☆

年配の方の服地用に

制作しています。


どんな洋服を作られるのかしら~♪
 
いろんな洋服が浮かんで来て
 
織りが楽しいです~
 
ルンルン♪
 
 
 
 
 
 
 
・・・ 丹波布の特徴 ・・・
 
「つまみ糸」・「草木染め」
 
・「木綿の手紬き糸」・「手織り」
 
全て手作業です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2013/02/16

作業工程お見せします<Part1>

  作業工程 Part1
 
丹波布を織りあげて行く前には、
 
いろんな工程があります。
 
ここで一部紹介します ♪
 
 
 
整経
 
草木染めをして糊付けした経糸を
 
経枠に巻いて、縦縞デザインの
 
通りに糸を取り、整経台に張って
 
行きます。
 

今回は、長さ約7m 糸本数616本

を整経しました。

 
 1本でも間違って糸を取ると織柄に
 
影響するので、とても緊張!
 
疲れます~。
 
 
 
整経が終わると、仮筬通しをして
 
ちきりの作業に入ります。
 
ちきり作業は、整経で弛んだ糸
 
・絡んでる糸を整え、ちきり箱に
 
巻いて行きます。
 
 
 
 
ちきり箱に巻いた経糸は、織機に上げ
 
綜絖に通して行きます。
 
 
☆綜絖通し☆  
 
 
綜絖の役目は、機織りの時に経糸を
 
上下させる開口役です。
 
綜絖枠2枚にワイヤーヘルド
 
308本×2枚=616本の経糸を
 
ワイヤーヘルドに通して行きます。
 
 
 
☆筬通し☆
 
 
綜絖通しが終わると、次は筬通しに
 
入ります。
 
糸に負担がかかり難い竹筬を使用。
 
筬は、格子になっていて格子の間
 
に2本の経糸を通して行きます。
 
・・・  竹筬  ・・・
 
この竹筬も技術者が減り、一旦
 
生産Stopになっていました。
 
後継者育成に尽力されたお蔭で
 
昨年から生産が始まりました。
 
 
とても有難いです~☆
 
 
 
 
 
筬に通した経糸をピーンと張る為、
 
布と結びます。
 
 
 
 
 
杼は、ヨコ糸を通す操作に使います。
 
杼にヨコ糸を巻いた管を取り付けて、
 
いよいよ、織り開始!
 
 
 
整経から織始めまで、約4日間
 
の日数がかかりました。
 
 
☆ 続きは、次回お楽しみに~ ☆
 
 
 
 
 

2013/02/12

自然の恵みをありがとう

南高梅採取
 
 
 
 
ご近所から南高梅の枝を頂きました。
 
梅は1月に採取するのが一番いい色が出ます。
 
 
つぼみさんごめんなさい!
 
 
 
 
 
枝を3㎝位にカットして約1か月乾燥。
 
あと、2週間程で乾燥できるかなぁ~。
 
その後は、保存。 ただし、長くは保存できません。
 
 
 
 
 
南高梅染めをすると多分こんな色になるかなぁ?
 
 
 
これは、紅梅染めの糸。
 
実物は、もっとオレンジかかってます。
 
優しいオレンジ色。
 
 
ちなみに、白梅染めはピンクに染まります。
 
 
 
 
 
 
染めあがったら、こんな作品にしようかなぁ~。
 
 
 
この浴衣帯も私の作品です。
 
今度は、南高梅染めして浴衣帯を織ろうかしら~。
 
どんなデザインにしようかなぁ~・・イメージ~☆
 
きっと、可愛い帯になりそう♪
 
 
 
丹波布の帯は、締めやすく崩れないので
 
着物の好きな方は、
 
丹波布の帯をよくお買い求めされます。
 
 
 



2013/02/09

2月紅花染め


 

   昔ながらの技法で染めた紅花。
 
                     
                     
 可愛い桃色に染め上げるのに
 
                  
   1週間以上の手間がかかりました。







 紅花以外に、左から木斛の薄染め、木斛の濃染め

 紅花染め、藍の生葉染めした糸にこぶな草の黄色

 を重ね染めしました。
    

  春らしい優しい色合いですね。  

 
 
4色の糸がこんな模様に・・・
 

 
 
優しく、可愛らしくイメージしてみました。
 
いかがでしょう~。
 
 
 
ショール
 
 
 
 
穏やかな春のイメージ、ぽかぽか心が
 
暖かくなってきますね。
 
 
 
 
バック
 
 
 
 
ショールとお揃いでバックも制作しました。
 
軽くてとても丈夫です。
 
横30㎝×縦26㎝  丁度いい大きさ。
 
 
 
 
 
 
 
今回は、内側にオシャレに装ってみました。
 
アメリカンコットンを内布に、ポケットは2つ、
 
フランス製のリボンで飾って女性らしく。
 
素敵!
 
 
 
 
 
 
べっこう柄の持ち手で、大人の落ち着いた
 
雰囲気が、生地とお似合い。
 
 
 
☆可愛いい女性の為にお作りしました☆