2015/03/31

丹の布~プチ・リニューアルオープン顛末記

 
12月14日から3月5日迄のほぼ3ヶ月間、
 
工房&ギャラリーを休業してのプチリニューアル。
 
 
私には随分と勇気の要ることでしたが、
 
それなのに更に当初の予定より大がかりに
 
模様替えをしたため、オープンぎりぎりまで
 
てんてこ舞いの毎日でした。
 
大工さんとの折衝、建具屋さんとの打ち合わせ、
 
或いはインテリア業者との相談などに加えて、
 
滋賀県在住の陶芸家河井一喜さん宅へは
 
二度足を運び・・・・・等々です。
 
 
私の疲れはピークとなって、1月半ばから右目左目
 
なた右目そして左目とモノモライが暴れ出して、
 
眼帯なしでは人前に顔を出せないほどの腫れが
 
続きました。
 
子供の頃からモノモライの出来やすい私でしたが、
 
それでもこの時期は余程免疫力が落ちていたのだと
 
思います。
 
 
 
どうにかオープンに間に合って全てが終了したのですが、
 
それだけに今度はオープンしてからの、
 
神経がすり減らされるような週末。
 
私の今は嵐が通り過ぎたような感覚です。
 
因みに予定に唯一間に合わなかったのは
 
2台目の機(はた)でした。
 
 
搬入がオープン2日目にずれ込みました。
 
 
3月6日から3末日までに、100人近い人が
 
来場下さいました。
 
 
年齢層は30代から70代。
 
昨年6月にオープンしてから、丹波新聞・神戸新聞・
 
サンテレビなどで繰り返し取り上げて戴いたのが
 
徐々に浸透してきたのか「前からい一度来てみたかった」
 
と仰る人が少なくありませんでた。
 
そしてその多くが、いわゆる冷やかしではなく
 
丹波布製品や陶器をご購入下さいました。
 
又第1週目に来た人が知人を連れて再度顔を出して下さったり、
 
来て下さった方から教えて貰ったのだと言って足を
 
伸ばしてくれた人が有ったり、本当に有り難いことばかりです。
 
今回のプチリニューアルは、来場して下さる人が
 
増えれば増えた分、私は刺激を貰いヒントを戴き、
 
次の仕事に対する励みとなるのだという事を、
 
しみじみ味あわさせて戴く期間でもありました。
 
そんな来場者に加えて、私の仕事に陰となり日向となって
 
協力して下さる全ての人に応えるべく、
 
私は益々精進しなければと考えています。
 
 
 
 
 
 
掲載写真は、同じ青垣町だからと7人の
 
仲間で来て下さった30代の男性陣の一人Fさんが、
 
即日Facebookでご紹介下さったものです。
 
皆さんに感謝感謝!ありがとうを心からお伝え致します。

2015/03/01

丹の布~「暮しの贅沢」をお届け

 
 
 
昨年6月に、不安満載で「丹の布」をオープンしました。
 
しかしその後、テレビの取材や新聞取材を受ける度に、
 
訪問者のみならず仕事に協力して下さる人までが
 
増えてまいりました。
 
 
丹波の中でも一番雪が多い青垣、年末年始は
 
さすがに来訪者も激減するだろうと思い、
 
その間作品作りに集中すべく、約3ヶ月間の
 
お休みを戴きました。
 
 
そしてオープン以降の、友人や協力者は言うまでもなく、
 
おいで戴いた訪問者のアドヴァイスなど思い起こしながら、
 
思い切ってプチリニューアルを致しました。
 
 
 
いよいよ3月6日、プチリニューアルオープン致します。
 
 
 

 
そして今回のプチリニューアルに併せて、
 
民藝運動の先駆け・河井寛次郎系譜の人・河井一喜さん
 
(河井寛次郎さん・河井武一さんに師事された河井久さんご子息)の
 
陶芸作品を常設展示させて頂く事になりました。
 
 
 
その一部をオープンにさきがけてご紹介致します。
 
因みに兵庫県内に河井一喜さんの作品を
 
常時展示しているお店はありません。
 
関西圏では京都に2店舗あるだけです。
 
 
 
 
湯呑み(写真)
 
しのぎ(作品の表面を削り取って模様にする技法)に
 
色の変化を楽しめる飽きの来ない素敵なお湯呑み。
 
仲の良いカップル向きです(*^-^*)
 
 
 
 
 
飯碗(写真)
 
洗練された色使い、使い勝手の良さ、
 
夫婦円満の食卓に向いてますよ(*^-^*)
 
 
 
 
 
 
マグカップ(写真)
 
このマグカップでスープを戴く朝。
 
一日を素敵に始めましょう(*^-^*)
 
コーンポタージュなんかがとても似合いそうです。
 
 
 
 
 
四方壺(写真)
 
河井寛次郎を偲ばせる四方壺、季節の野花を
 
楽しめそうです。
 
 
 
 

小鉢2種類(写真)
 
しのぎと練り込みの小鉢、お料理の盛り付けを
 
楽しんで下さい。
 
 
 
 
 
ミニ一輪挿し(写真)
 
愛おしささえ感じる小さな一輪挿し達。
 
 
 
 
 
コーヒーカップ(写真)
 
豊かなコーヒータイムを演出できますね。
 
「お相手が欲しい」・・・と、コーヒーカップの声です(*^-^*)
 
 
 
 
 
 
スリップウェアの平皿(写真)
 
気品が漂っています。
 
私なら白身の魚の薄作り?です。
 
勿論お酒も要りますね(*^-^*)
 
 
 
 
或る人に紹介されて、滋賀県の猿子田窯にお邪魔した際、
 
約束の時間、家の外に出て待って下さっていた河井一喜さん、
 
一見してすぐその人だと分かる作品そのままの雰囲気を
 
持つ人でした。
 
 
短大で染色を学んだ私は色に対する拘りがあります。
 
河井さんの色合いは、私が織物で求めている色に
 
共通したものがあると一人で思っています。
 
そのせいか、ギャラリー内に展示して何の違和感も
 
ありません。
 
 
河井さんの作品に刺激を受けながら、
 
織の仕事を継続できる、そんな幸せが今回の
 
プチリニューアルの副産物かもしれません。
 
一人でも多くの人に、良いモノに囲まれた
 
「暮しの贅沢」をお届けしたいと思っています。