2013/07/21

丹波布。。。藍夏バック

 藍染めのちょっと豆知識





世界には、インジゴといわれる含藍植物が多く、

日本では、

藍染めの原料になる植物「藍草」は四世紀頃に

南中国から渡来してきました。

その藍草を「韓藍(からあい)=蓼藍(たであい)」

といいます。

たで科タデ属の植物で

インドシナ南部が原産です。

室町時代前には、藍染めは夏期だけの染色

で、葉を刈り取って直ぐに

藍建していたようです。

後に、「すくも」が作られ「灰汁発酵建て(正藍染)」

の技法が用いられ、現在もその技法で

染められています。


インジゴの植物は、蓼藍だけではなく

「琉球藍(沖縄)」きつねのまご科イセハナ属

「インド藍(アメリカ)」アメリカキアイ

「ウォード(ヨーロッパ)」あぶらな科タイセイ属

古くから、世界中で藍染めは盛んに

染められて来ました。

日本の「灰汁発酵建て(正藍染)」による藍染めは

深い紺色が染まり、正藍染でないと染まらない

と言われています。



その「正藍染」糸で丹波布を織りました。




服地用に半反(約6m)


こんな柄です。


バックのご依頼もあったので


緯糸のデザインを変えて


~  藍染め丹波布の夏バック ~ 


 
 
竹の持ち手で夏らしく、オーガンジーの
 
リボンで飾ってみました。
 
40代の可愛い女性が使われます。
 
藍染めは、とても落ち着いた色です。
 
古代からの草木染めは、自然で飽きない
 
優しい色が出ます。
 
 
丹波布技術者である私も、布として出来上がる
 
までの作業も、全然飽きることがなく、
 
作業過程がとても楽しいです ♪














 


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